2024年2月5日

愛名やまゆり園生活1課における職員の利用者への虐待事案の発生及び虐待認定について(お詫び)

ご関係の皆様へ

日ごろから愛名やまゆり園の運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
去る令和5年12月16日の昼食時、愛名やまゆり園で生活支援にあたる男性職員(30代男性)が利用者(50代男性)の居室内で食事介助を行っていた際に、利用者の食事摂取が進まないことに苛立った職員が、威嚇のためにスプーンを振り上げ、振り下ろしたところ、利用者の額に当たり負傷・出血しました。
園は当該職員からの報告を受けて、ヒアリング調査で事実を確認し、同日、当該利用者に係る支援給付費の支給を決定した自治体(以下「支給決定自治体」という。)に、障害者虐待防止法に基づき通報しました。

また、当該職員へのヒアリングを進める中で、他利用者のタンスから衣類を出して着ようとした利用者(40代男性)に対し、厳しい命令口調で制止したことを申し出たため、12月27日に支給決定自治体に障害者虐待防止法に基づき、追加で通報しました。
2月2日に、支給決定自治体から当園に、前者については身体的虐待及び心理的虐待、後者については心理的虐待に該当すると判断したこと及び原因、再発防止策の提出を求める連絡が入りました。

お怪我をされた利用者の額の傷は浅く、直後の処置で止血できたため、通院等はしておらず既に治癒しておりますが、事案発生以降、当該職員は自宅待機させております。被害にあわれた利用者とそのご家族の方々に深くお詫び申し上げます。

当園においては、昨年11月にも職員による暴力行為が発生しており、皆さまの信頼を揺るがす重大な事案が繰り返し発生したことにつきまして、重ね重ね深くお詫び申し上げます。引き続き神奈川県の調査等に協力するとともに、原因究明、再発防止、改善に向けた対策に全力で取り組んで参ります。

 

令和6年2月5日
愛名やまゆり園
園長 守 民夫